KICKOFF ||| 欧州サッカー通信

KICKOFF ||| 欧州サッカー通信

ヨーロッパのサッカーリーグを中心に試合や選手移籍、チーム・選手情報など最新の話題を提供していきます。

レアル対ユーベは疑惑の判定で突然の幕切れ【ニュース】

4月11日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝第2戦、レアル・マドリードユヴェントス。第1戦を0-3で落としていたユヴェントスは、前日の試合ローマ対バルセロナを彷彿とさせる開始直後のゴールを皮切りに、後半16分に勝敗を振り出しに戻す3点目を奪う粘りを見せました。

しかし、試合終了間際のATにPKを取られて失点し、3-1で勝利したものの、2戦合計スコアで3-4と及ばずにベスト8で姿を消しました。

問題となっているのはこのPK判定となるシーン。レアル・マドリードC・ロナウドが右サイドからヘディングで折り返すと、ゴール前で待ち構えていたルーカス・バスケスユヴェントスのメディ・ベナティアが後ろから倒してしまい、ファウルの判定でレアル・マドリードにPKが与えられました。

この判定を下したマイケル・オリバー主審に対し、ジャンルイジ・ブッフォンが激しく抗議するも、判定が覆ることはなく、ブッフォンは退場処分に。今夏限りでの引退も噂されており、最後のCLとなる可能性のある試合で最悪の幕切れとなりました。

このファウルに対して、賛否両論が沸き起こるほど、見解の分かれる微妙なプレーだったということでしょうか。

バルセロナを大逆転で破ったローマは優勝騒ぎ【ニュース】

4月10日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝第2戦、ASローマFCバルセロナは3-0でASローマが勝利し、2戦合計4-4のアウェイゴール数が上回ったASローマが準決勝進出を決めました。

第1戦で1-4と敗れていたローマはその差を見事にひっくり返す大逆転劇。ローマが試合開始6分で先制点をあげると、その後もゴールチャンスを伺い、もはや得点も時間の問題となるゲーム展開に。すると後半13分と37分にもゴールし、同点に追いつく。

ハードワークで大逆転劇を起こした全選手に対し、ローマの地元紙コリエレ・デ・スポルト紙は採点10を付ける異例の評価。

ローマの公式ツイッターはそんな選手たちのロッカールームの様子を公開しました。
まるで優勝したかのような騒ぎ。2000-2001シーズンのスクデット獲得の時を思い出させる雰囲気が今年は何かをやってのけるそんな予兆なのかもしれません。

ハリルホジッチ電撃解任!後任には西野朗氏【ニュース】


ハリルホジッチ電撃解任!後任には西野朗氏

日本サッカー協会田嶋幸三会長は4月9日の午後、東京都内で記者会見を開き、日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督をおとといの9日付で解任したことを明らかにしました。後任には日本協会の西野朗技術委員長が就き、6月に開幕するワールドカップロシア大会で指揮を執ることになります。

遅きに失した感のあるこの解任劇。賛否両論が渦巻く中、サッカー協会の判断は遅かったのではないだろうかと、個人的には感じています。

先月行われた欧州遠征は選手の最終選考と位置付けて臨んだものですが、皮肉にも最終的には監督をテストする形の遠征になってしまいました。

これまで積み上げてきたものをクリアにし、一から出直しとするのが良いのか、やはり4年と言う長期スパンをやり遂げるのが良いのか、この世界では答えは結果が全て。

この処分は妥当かと思いますが、もう少し早く見切りをつけて、早期に軌道修正を図るべきだったのではないでしょうか。

リーガ・エスパニョーラでで魅せたオーバーヘッド【トピックス】

リーガ・エスパニョーラ公式Twitterがこれまでのオーバーヘッドキックによるゴールを特集した動画を公開しました。

4月4日に行われたCL準々決勝ユベントスレアル・マドリードの試合で決めたC・ロナウドのオーバーヘッドキックによるゴール。いまだ熱が冷めやらぬ状況が続いています。

リーガではこれまでに数々のオーバーヘッドゴールが生まれています。伝説のリバウドのオーバーヘッドから始まり、ロナウジーニョ、グリーンズマンまで、どれもこれも鳥肌もののゴールばかり。

流れているプレーの中から、突如として繰り出されるオーバーヘッドキック。それゆえにゴールキーパーは反応できないケースがしばしば見られます。

これから誰がどんなプレーを見せてくれるのか期待が高まります。

称賛が止まないC・ロナウドのオーバーヘッドキック【トピックス】

4月3日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝ユベントスレアル・マドリード戦から一夜明けた今日も、クリスチアーノ・ロナウドが決めた超絶オーバーヘッドキックへの賛辞が止みません。

それもそのはず、CLの準々決勝という大舞台で、しかも世界最高峰のGKジャンルイジ・ブッフォンから奪ったゴールという最高のシチュエーションがさらに価値を高めるものに。

まさにキャプテン翼のような、漫画の世界でしかお目にかかれないようなオーバーヘッドキック。打点の高さ、ボールへのミート、ボールの軌道、スピード、フォーム、どれをとっても完璧。

そして、そのゴール後のC・ロナウドのパフォーマンスが本当のプロフェッショナルである。

トリノのサポーターはC・ロナウドに対してスタンディングオベーション
それに対し、C・ロナウドは感謝の意を示すポーズ。

この素晴らしいプレーに対しては敵味方関係なく称賛する、トリノのファンもまたプロフェッショナルだったと言えるでしょう。

「全てのユベントスファンに対してお礼を言いたい。それは自分のキャリアにおいて、起こったことがないものに対して、ファンタスティックな形で応えてくれたからさ。」

最高の舞台での最高のチームによる最高のパフォーマンス。
これは永世に語り継がれる最高のゴールとなるでしょう。

C・ロナウドが超華麗なオーバーヘッド弾、ブッフォン一歩も動けず【トピックス】

4月3日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝ユベントスレアル・マドリード戦。

アウェイのレアル・マドリードクリスチアーノ・ロナウドの2ゴール1アシストにより、ファーストレグを3-0で勝利しました。

試合開始の分に先制ゴールを奪うと、後半19分にはダニエル・カルバハルのクロスにゴールから遠ざかるようにステップを踏むと、ジャンプ一番、オーバーヘッドキックでイタリア代表ジャンルイジ・ブッフォンが一歩も動くことのできない軌道でゴールネットに吸い込まれました。

 試合後のインタビューでのロナウドのコメントです。

「何か言うべきことがあるかい? 偉大ゴールだろう?
僕自身、こんな形でのゴールは予期していなかった。
この試合は驚くべきもので、僕らは素晴らしいチーム、ユベントスに対して3ゴールを奪った。素晴らしいプレーをできたし、当然幸せだ。」

自画自賛するのも当然、ホームに詰めかけたユヴェントスファンからも称賛の拍手が起きたことが、それを物語っているでしょう。

このスーパーゴールは自身のCL連続ゴールを10に伸ばすだけでなく、3シーズン連続の頂点を目指す序章かもしれません。